野球は3アウトで攻守交代です。
しかし、4アウトとらない場面があります。
どんな場面かわかりますか?
1アウト1塁3塁で、バッターがショートライナーを打ちました。
ショートがライナーを取ってバッターアウト、さらに1塁ランナーが飛び出していたため、1塁送球で3アウト。
しかし、その時、3塁ランナーがタッチアップせずホームに突っ込んでいました。
3アウトチェンジと思って守備陣がベンチに戻ったところで、さっきの3塁ランナーのホームインが認められた、というプレイです。
3アウト取ったのに
得点が求められてしまうのはなぜか?
「アピールプレー」が必要だったからです。
※タイムプレーについて
(野球規則4・09 6・05 6・06 7・10)
例)1アウト2、3塁のケース
バッターランナーが外野フライを打ち、フライアウト(2アウト)になった後、3塁ランナーは捕球を確認し3塁から本塁へ向かってタッチアップした。
ところが、2塁ランナーは打者のフライアウト時に3塁付近まで進塁していた。2塁ランナーはフライアウトになったと同時に2塁まで帰塁しなければならないため、2塁まで帰塁。
ここで、2塁ランナーが2塁でタッチアップのフライングによってアウトになる前に3塁ランナーが本塁に到達していた場合、3塁ランナーのタッチアップが認められ、得点となる。
※タッチアップ(タッグアップ)での離塁について
(野球規則:2.15 2.65 7.10(a))
ノーアウトもしくは1アウトでランナーがいずれかの塁にいるケースでのフライアウトでランナーはタッチアップを行うことができる。
タッチアップは野手がフライを捕球した時に自分の占有権のある塁上にいて、野手が捕球後に進塁(リタッチ)することが可能というもの
この時、ランナーが野手のフライ捕球よりも前に進塁していた場合、リタッチを行っていないためアウトとなる。
*リタッチを行っていないかどうかを審判は教えてくれませんので「離塁が早い!」と思った場合は、ボールを持った野手が、離塁が早いと思われるランナーの占有塁を踏みフライングスタートをアピールしないとアウトにならない
この場合、審判にピールして
4つ目のアウトを取らないといけなかったのです。
このように野球のルールは奥が深く
あらゆるパターンがあるので
いろんな場面を想定しておかないといけません。
試合になったら
細かく確認した方が良いでしょう。
日頃から練習していないと確認ができないんで細かいプレーも練習した方がいいということです。
細かなルールを知っていると自信を持ってプレーできるので野球の勉強も必要だな、そう思います。
山口 貴史
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