鼠径部(そけいぶ)が痛む症状です。
グロインペイン症候群、グローインペインシンドローム
と呼ぶ方もいますが言ってる事は同じです。
「groin=鼠径部」「pain=痛み」「syndrome=症候群」
何らかの原因により体幹や股関節周囲筋筋力低下、筋緊張のバランスが崩れたために起こる。
スポーツを頻繁に行っている者(特にサッカー選手)で鼡径部の疼痛を訴えてきた場合は、鼡径管の脆弱を疑っていなければ診断は困難。
2~3ヶ月程度のリハビリで競技復帰が可能な選手もいれば1年近く鼡径部痛を伴う選手もいる。
引用:医学百科事典より
はじめは
①股関節周辺の違和感を感じる
②痛みはあるが動かすことはできる
③ある動きをする時に痛い
④歩くのも痛い
って感じで発症、進行します。
中日の平田選手は
歩くのも困難だったようで
症状はけっこう進行してる気がします。
野球選手はサッカー選手に比べると
グローインペイン症候群になる人は少ないんです。
だから「ただの股関節炎」みたいな感じで
ほっておいて症状が進行することには
注意が必要ですね。
実は骨折よりも重く考えられているってご存知ですか?
骨折などは回復するおおよその期間が読めるんですが
グローインペイン症候群は
2~3ヶ月で復帰できる場合から
復帰までに1年以上かかる場合がある
えぇ~幅広すぎやろ!って感じですよね。
正直ボクも読めません。
なので骨折よりも重く考えられているんですね。
「なんか安静にしてたらマシになるんで
ちょっと我慢したらプレーできます!!」
はい、気持ちめっちゃわかります!
でも、これが
症状を悪化させる→痛みをかばって体の軸がずれる
→慢性化する→治りにくいものになる
負のスパイラルなんですね。
特効薬はないけど回復を早めることはできる
体の軸がずれたまま、痛みをかばった姿勢でのプレーが根本にあるんで
痛い部分だけにとらわれずに治療すれば
早期に復帰するお手伝いはできると思います。
(もちろんその選手によりますけどね)
安静ももちろん必要ですけど
筋力低下も再発の原因になりますからね。
そしてあせりも禁物ですよー!
あっ、ちなみにスポーツをやってなくても
4歳から12歳ぐらい(幼稚園から小学生の子)
が股関節が痛くてかばった歩き方をしている時は
違うことも考えないといけないので
まず、病院に行って診てもらってくださいね!
山口 貴史
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