こんにちは!
やまぐち接骨院の山口貴史です。
実は少年野球に多い心臓震盪
脳震盪(のうしんとう)は聞いたことがありますか?
一般的に聞きなじみがある言葉でなんとなーく
イメージがわきやすいかと思います。
心臓震盪…う~んなんだろう
って感じですよね。
ボクも実はあまり知りませんでした。
心臓震盪は胸に何らかの衝撃を受けて
心臓麻痺を起こすことを指します。
脳の場合は一瞬意識が遠のくなど、一時的な現象で済みますが、
心臓の場合には、そのまま心停止して突然死の原因になります。
健康な人でも、ある種の衝撃を胸に受けた時に心臓が止まって突然死に至ることもあり、病気というよりは事故のようなものです。特に、野球やサッカー、ホッケーなどのスポーツを行っている最中にボールが胸に当たって引き起こされることが多く、なかでも野球による発生事例が多くなっています。(1)バッターが打ったボールが直接胸に当たった、
(2)素振りのバットが当たった、
(3)キャッチボールのボールが当たった など、と状況はさまざまです。
早い話、心臓が急停止して倒れるんですね。
打球、牽制球が当たる、ランナーと野手がぶつかる
などでなるようです。
なぜ少年野球に多いのか
心臓ってだいたいどの変にあるかわかりますか。
そうです、そうです。
そのドキドキしてるところ。
ボクは体の勉強をするまでは
心臓って体の左側にあるってずーっと思ってました。
でも実は心臓って左側に寄ってるってだけで
体の真ん中にもかかっているんですよ。
で、なんで少年野球に多いかっていうと
子どもの胸の骨って大人よりやわらかくて
衝撃が心臓に伝わりやすいって言われています。
だからボールが当たると
心臓へのダメージが大きいんですよね。
ボクは小学生の頃から野球をしていて
内野を守ることが多かったんですけど
監督やコーチに「ゴロが来たら体で止めろ」と
教えられました。
はい、そのこと自体は否定はしません。
ボールが体に当たる。
そこには危険もあるということを
知っていればOKだと思います。
もし、胸にボールが当たって倒れたらどうすればいいか!?
すぐさま意識と呼吸があるか確認してください!
なければ迷わず心臓マッサージとAEDです。
AEDの場所ってどこにあるか知ってますか?
なんとなーく見ていると見過ごしますが
普段から意識すると目に飛び込んできます。
ボクも今までボーっとしてましたが
AEDの場所意識してみるようになりました。
スポーツ現場では特に大切なことですよね。
学校ならどこかにあるはずですが
グランドなら場所によってはないこともあるかもしれません。
AEDがない時は119番して、とにかく心臓マッサージです。
治すにはAED による電気ショックが唯一の方法です。心臓震盪は、衝撃によって心臓に不整脈(心室細動) が起き、全身に血液が送り出されない状態になっています。これを元に戻すには、心室細動をリセットする電気ショック(除細動)しか方法がありません。基本的には健康な心臓なわけですから、早期に処置をすれば後遺症もなく元に戻ります。特に心臓震盪の場合は外部からの衝撃によって引き起こされるので、必ず状況のわかっている目撃者がいます。
その目撃者が、すぐに行動を開始することが望まれます。
うわっ、野球ってこんなことあるんや!
と怖がることはないと思うんです。
適切な処置を知っていれば!
1度は救命講習をうけてほしい
救命の知識や適切な処置は講習に行けば教えてもらえますよ。
もちろんそんな場面に合わない方がいいですが
知ってるととっさの時に冷静になれます。
このように心臓震盪は、特別な状況で発生するんじゃなくて
日常のなかでも起こる可能性があることです。
もし、起こったときには正しい対処法をとることが大切かなと思います。
心臓震盪が起こったときには直ちに蘇生が必要ですからね。
野球のトレーナー活動のオファーがあったので
ボクも講習に行ってきましたよ!
(オファーは断っちゃいましたけどね)
そして明日、あさってで救命講習の資格試験です。
あっ、やっべー勉強しなきゃ…。
山口 貴史
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