我見、離見

「我見」「離見」という言葉を聞いたことはありますか?

これは、能の言葉なんです。
能楽を大成した世阿弥は、
能を舞うときに「3つの視点がある」と説きました。

演者が舞台から観客を見る、
すなわち自分から相手を見るのが「我見」。

観客が演者を見る、
相手が自分を見ている視点が「離見」。

そして「離見の見」は、俯瞰するように舞台と客席全体を見る視点、つまり全体を客観的に眺める視点をいいます。

野球で例えると
自分のことだけを考えてプレーすること
我見。

自分も含め
多くの人は、この「我見」だけになっているのかもしれません。

だから成績も上がらない。

「こういうプレーができるようになれば
チーム力は上がるな。」
という客観的な目線をみんなが忘れないように
日々生きていくことが大切です。

野球の現場だけじゃなく
日常生活でも
両方の視点を持っていると
この状況ならどうすることがベストか、
きっと見えてくると思います。

偉そうに言いましたが
自分もできているとは思っていません。

昨日の自分より少しでもいいから成長できればな、そう思います。



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山口 貴史

大阪市平野区出身の柔道整復師 学生時代はガッツリ野球にのめり込んでいました。 接骨院を閉めて出張専門として新たな道をスタート。 大阪市内を中心にどこへでも行きます! お役に立てることを書いていければと思っています。

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