元常総学院、木内監督の采配がマジックと言われた秘密

野球

「できない子ども」は一人もいない。

そう書いてあったタイトルを見て即買いしました。

どうも、タイトルのまんまとハマる細目です。

木内監督、教員じゃなく職業監督です。

野球が好きすぎて金銭面や生活での苦労もあったそうですが
情熱がすごい。
それを乗り切るんですから。

高校野球好きの人なら
一度は木内マジックという言葉を聞いたことがあるかもしれんですね。
作戦が見事にハマり成功する、これを世間では木内マジックと呼んでいました。

でも、この本を読んでいたらマジックではなく
必然的に生み出してるんやなぁと感じました。

選手をしっかり見ている、だから奇襲に見える作戦もハマる。

この選手にこのタイミングでこの作戦をさせたら成功する、
この選手にはこういう声をかけたらこう動く。
選手ごとの長所短所を常に把握しながら
作戦を練っておられたようです。

「自分のチームの選手がユニホームをきていると
遠くからでも誰だかわかる。
でも、制服だと全く誰か分からない。
結局顔ではなく動きを見ているんですね。」

動きを見るのはとても大切。
同じ練習ばかりさせていても上手くいかないのは
動きを見ずに練習するからだと僕は思う。

甲子園での勝ち抜き方、選手の育て方など
包み隠さず記載されてるところが
木内監督の人の良さなんやろうなぁ。

古い人間だから新しいものが好き。

根性野球はせず、きちんと休みがある、
意味のない坊主頭も強要しない。
正直、高齢ではあるがその考えはすごい。

つい、自分がやってきたことを
やらせてしまうのが高校球界の悪いところ。

木内監督にはそれがなく
子どものように探究心を忘れていない。


自分もそのように生きていきたいなと思う。




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山口 貴史

大阪市平野区出身の柔道整復師 学生時代はガッツリ野球にのめり込んでいました。 接骨院を閉めて出張専門として新たな道をスタート。 大阪市内を中心にどこへでも行きます! お役に立てることを書いていければと思っています。

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