なぜ子どもの発表会では劇をするのか?考えてみた

子どもの運動教室〜キッズコーディネーショントレーニング〜

いやぁ〜発表会
よかったーー!

 

あ、すいません。
今日は子どもの発表会やったんです。

長女は年長さん。
最後の発表会です。

この年齢の子どもたちで
何かひとつの作品を作り上げるのは
大変なこと。

だって普段言うこと聞かないですから笑(うちはね)

 

それが本番ではバッチリ表現できるんですから
すごいことですよね。

「身体感覚」のない俳優は味覚のないコックのようなものだ。
ってのをどこかで読んだのを思い出しました。

これはiPhoneにメモってたやつです。

「身体感覚」という言葉があります。
この「身体感覚」を舞台に立つ上で大切な教養と考えています。
では「身体感覚」とは何でしょうか?
簡単に言ってしまえば、感じる能力のことです。
あるいは感じて変化する能力のことです。
いわゆる「運動能力」とは少し違います。

「運動能力」は早く走ったり高くジャンプしたりする力。
学校の体力テストなどで計測する筋力の強さや関節の柔らかさなどで表わされるものです。
反復横跳びを何回できるか、脚が何度開くか…。
つまり数値化できる体の教養です。

一方「身体感覚」は外界の刺激や何らかの変化を感じ取り、柔軟に対処出来る能力です。
数値化しにくいものです。

これは演劇だけに限らず
スポーツ選手、職人、経営者など
表現する人には大切な事やと思ってメモしてました。
(メモしてたこと忘れてたけどw)

 

今日子どもたちがやってた劇って
「感じる力」
を育てるのに役立ってるなぁ〜

って感じたんです。

例えば
実際、今日あった話ですけど
劇の途中
ある子にハプニングがありました。

ベルトが片方切れて
背負ってたモノが落ちたんです。

「どうしよ・・・」

一瞬そんな顔したんですけど
そのまま元気にセリフを言い切りました。
(たぶん僕やったら泣いてました)

 

自分の中で
どうすることがベストか
感じたんでしょうね。

こんな大きな舞台で
柔軟に対処できたのは
スゴイ!と思いました。
張本さん風に言うとアッパレ!です。

このアドリブって教えてできることじゃないし、
とっさの判断でしないといけないですからね。

 

機械化が進んで
なんでも数値化したい世の中になってますけど
こういった目には見えない身体感覚を身につけることって
メーーーーーッチャくちゃ大切やと思ってます。

 

スポーツが上手な人や
自分の変化に気づく方
仕事ができる方は
こういう感覚を持っているはずですからね。

 

一生懸命、身体いっぱい表現している
子どもたちを見て
身体感覚を身につけられる
場所を作りたいな〜って
妄想してました。

 

あ、そうそう
成長を感じたことと言えば
普段、家ではなかなか手をやく下の娘。

踊りの時に隣にいる子に
移動する場所を教えたり
笑顔を振りまいて踊ってました。

昨年は自分のやりたい時には全力、
やりたくないことには無(苦笑)
やったんですけどね〜

周りを見て
そんなことできることにも感動しました。

おかげで前をほとんど向いてくれなかったんですけどね笑

 

発表会で劇をするのは
身体感覚を伸ばす狙いがあるんやろな。

 

自分も子どもたちにも感じて変化する能力
身につけて育ってほしいな
と感じた1日でした。

そろそろ体重の変化にも対応せなな〜・・・


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山口 貴史

大阪市平野区出身の柔道整復師 学生時代はガッツリ野球にのめり込んでいました。 接骨院を閉めて出張専門として新たな道をスタート。 大阪市内を中心にどこへでも行きます! お役に立てることを書いていければと思っています。

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